お好み焼き系

●どんどん焼き (東北地方)
どんどん焼を簡単に説明すると山形を中心に東北地方に古くからある割り箸で巻いたお好み焼きです。 小麦粉を水で溶いた生地を広げ、海苔、一片の魚肉ソーセージをのせ、割り箸で巻き、青海苔とソースで味付けして、食します。山形の年輩の方にはお好み焼きといえば、どんどん焼が頭に浮かび、なつかしい味を感じますが、若い世代ではどんどん焼について知る人は少なくなっており、文化も薄れてきております。

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●フライ焼 (埼玉県北地域)
埼玉県北地域に伝わる『ご当地焼』。小麦粉をやわらかく水で溶き、鉄板の上に薄く伸ばして焼きながら、ねぎや豚肉 、卵などの具を入れて薄く焼いたものをソースや醤油で付けて食べます。
仕上がりの形は丸や半分に折ったり色々。ボリュームもお店によってまちまちです。具もねぎ、豚肉、卵とシンプルでお店によってはキャベツや干しエビ、餅などを入れるお店もある。味付けは、昔は醤油味が圧倒的に多かったのですが、今ではソース味の方が人気があるそうです。行田市周辺には50軒以上のフライ店があり、フライ焼発祥のお店「古沢商店」は現在も営業されています。

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●もんじゃ焼き (東京中心)
名前の由来には諸説ありますが…、『もんじゃ焼』の語源は、子供たちが鉄板に文字を書いて焼いたことから『文字焼』と呼ばれていたものが、いつのまにか「もんじゃ焼」になったという説が一般的。駄菓子屋の店の奥に鉄板の焼台を置き、メリケン粉(小麦粉)を溶いて薄く焼いたものに醤油や蜜をつけて食べさせたのが、「もんじゃ焼」の始まり。  
今のスタイルになったのが昭和29年。月島もんじゃの元祖として知られるのが『好美屋』さんです。

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●しぐれ焼き (静岡県富士宮市)
お好み焼きの中に焼きそばを入れたものをしぐれ焼と呼びます。(別名、遠州焼とも言います。)
富士宮市の焼きそば店の中のメニューの一つとしてあり、生地、キャベツ、揚げ玉・・・と重ねていった上に、 独特の富士宮の焼きそば麺を合わせます。 富士宮の焼きそばは蒸し麺であり、しかも強制的に冷やし、油で表面をコーティングしているために、他の麺に比べて水分が少なく、非常ににコシの強い麺です。 そのためか、お好み焼きの焼きあがりも比較的、固めです。 形は広島流に似ていますが、広島流に比べるとボリュームも少なく、ソースはウスター系のサラッとしたソースです。

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●のべ焼き (名古屋市)
のべ焼は別名を「名古屋焼」とも呼ばれ、名古屋の中で、駄菓子屋が多く点在した西区、中村区あたりが発祥の地と言われています。 作り方は諸説いろいろありますが、具を混ぜずにのせて焼き、サラッとしたあっさりソースをかけて食べるのが基本のようです。

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●いか焼 (大阪市)
小麦粉の生地をたっぷり使った、ある種厚いクレープのようないか焼。小麦粉をだし汁で溶いて、イカのゲソをからませて 、機械に広げで上下の鉄板で挟みながら高温で焼きあげます。そして、ソースを塗って手につかないように折って食します。
大阪で一番いか焼を売る、阪神百貨店の地下【スナックパーク】では50mもの行列ができるほどの盛況ぶりとなっています。
お好み焼きとの違いは生地の量が多いこと、野菜が入っていないこと、上下から高温で焼きあがる為、調理時間が非常に短いことがあげられます。

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●とん平焼き (大阪市)
今では全国的に鉄板焼メニューとして認知されているとん平焼ですが、発祥は戦時中のにさかのぼります。当時、ロシアに捕虜としてつかまっていた『本とん平』(大阪北区のお好み焼き店)の初代のご主人が現地の兵隊が美味しそうに食べていたものを参考にしてお店のメニューにしたのが最初だそうです。生地を小判型に広げ、上に豚ロース肉、ソースをのせてひっくり返し、玉子の上にのせ、最後にソースとマヨネーズマスタードとケチャップを塗ります。ます。現主の人に名前の由来を聞いたところ、とん平焼の語源は『豚』を『平』たく焼いたものだからとのこと。

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●ねぎ焼き
鉄板焼メニューとして人気の高いねぎ焼。実は、大阪・十三にお店をかまえる 『やまもと』の登録商標なのです。やまもとのねぎ焼は朝から仕込んだ大量の ネギを使用してねぎたっぷりで焼き上げます。作り方は薄く引いた生地に具材 を重ねていく『重ね焼』ですが、生地を上から大量にかけるため、焼き上がり は混ぜ焼のような食感になります。ねぎ焼にすじとこんにゃくを甘辛く炊いた ものが入ったスジねぎ焼はねぎ焼に欠かせないトッピング。そして、主材のね ぎは『青ねぎ』を使うのが一般的です。

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●モダン焼 (関西)
【お好み焼きに焼きそば麺を入れたもの】それがモダン焼の定義であるといわれています。モダン焼の発祥は明らかになっていませんが、元来お好み焼きだけで満足できなかったお客がそばを混ぜてお好み焼きを焼いたものが始まりといわれています。ちなみに、近畿圏では広島流お好み焼きのことを、広島流モダン焼と呼ぶこともあります。

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●関西焼
関西焼は山芋や玉子を加えた生地に具を混ぜ合わせふっくらと厚みをもたせ焼き上げるのが特徴です。またソースの他にマヨネーズやケチャップ、マスタードで味付けするという工夫は大阪が最初といわれています。基本的な具材はキャベツ、天かす、紅しょうが、玉子、豚肉が入っています。呼び名は〜玉と呼ばれ、オーソドックスな豚玉が基本のお好み焼きとして知られています。

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●かしみん焼 (大阪・岸和田市街)
岸和田市街の大北町、中北町、大手町、紙屋町、中の浜町、中町、大工町の7つを総称し浜七町=浜=浜地区と呼びます。昔はこの地域一帯は海沿いで砂浜だったとのこと。この浜地区ならではのお好み焼きがかしみん焼という独特のお好み焼きです。かしみん焼は、薄く引いた生地にキャベツ、かしわ、そしてミンチ状の脂をかける ところから、かしわの【かし】とミンチの【みん】をとって『かしみん焼』と呼ばれることになったそうです。同様に豚で調理したものは『ぶたみん焼』と呼ばれます。 食感は表面がカリカリでかしわの旨みが濃く、シンプルですが、食べ応えのあるお好み焼きです。

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●ベタ焼き
京都を中心に滋賀、奈良、大阪に【ベタ焼】と呼ばれる重ね焼があります。 麺は入らず、麺を注文すると別料金をとられます。発祥は定かではありません が、ある店の主によると、一銭洋食がルーツだとのこと。

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●一銭焼き
お好み焼きの元祖といわれる一銭洋食。一銭洋食は、昭和のはじめ、子供たちの食べ物として駄菓子屋で売られていました。当時の子供たちは、新聞紙に包まれた一銭洋食を駄菓子屋の前や空き地で一銭洋食をぱくついていました。 こうして、 安くておいしい一銭洋食は、ソースそのものの持っている新しい文化の香りとともに、町から町へと広がりました。駄菓子屋を通じて、子供たちに広まった一銭洋食ですが、戦時色が強まるにつれて、その姿は次第に町から消えていきました。 戦後、お好み焼き(混ぜ焼、広島焼、など)へと姿をかえていった一銭洋食ではありますが、数は少なくなったものの今でも京都には一銭洋食を専門に販売しているお店は立ち並んでいます。

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●広島焼き
原爆で都市機能喪失 戦争中、都市爆撃により被害を受けた都市は多くありますが、広島は原爆投下により都市機能が麻痺した街です。
生きるために… 戦争によって、一家の主である働き手を失った彼女たちには、日銭を稼げる場さえありませんでした。そこで仕方なく軒先で駄菓子のようなお好み焼き「一銭洋食」を焼いて売りました。
おふくろの味 「みっちゃん」「よっちゃん」「文ちゃん」・・・。広島お好み焼きの店には、女性の名前を使った名称が多い。戦後の混乱期を乗り越えてきた女性店主が多かったからだ。広島お好み焼きが「おふくろの味」から生まれた外食であることの証明といえるのではないでしょう。広島お好み焼きは、この一銭洋食に野菜やそばなどを盛り込み、ボリュームアップされたものだと言われています。

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焼きそば系
●横手やきそば (秋田県横手市)
『横手やきそば』は普通の焼きそばに比べ、太くて角い麺(ストレート)を使います。そして、焼色はうすめで、仕上げに卵(目玉焼)を載せたあと、福神漬けを添える、この地方独特の焼きそばです。

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●ポテト入り焼きそば (栃木県)
栃木県足利市を中心に、じゃがいもを一口大に切って、焼きそばと一緒に炒めた食べ物が根付いているそうです。
作り方は、最初に豚肉を軽く炒めて、ポテトと麺に鶏がらスープをかけてふかし、仕上げにソースをかけて仕上げます。ポテト入り焼きそばは栃木市や小山市にもあります。

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●太田の焼きそば (群馬県)
群馬と栃木にはまたがる両毛広域圏では、街の活性化に麺類を利用している所が多い。群馬県館林市・栃木県桐生市がうどん、群馬県藤岡市・栃木県佐野市がラーメン、栃木県足利市がそば。何故、麺にこだわるかというと、両県とも麦作県なのです。2002年の小麦収穫量は群馬県が第2位、栃木県が第5位となっているように昔から粉食文化が発達しており、この伝統を生かした街おこしに取り組んだ結果、麺をキーワードにした街が多い。2002年の1月に静岡県富士宮市、秋田県横手市に次いで全国3番目の「焼きそばの街」として名乗りをあげ活動を開始した。大田の焼きそばは、お店でも皆それぞれ特徴を持っていて同じものは2つとないそう。麺は太く、その上から濃厚なソースをかける。具は殆どキャベツのみ。

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●富士宮やきそば (静岡県富士宮市)
富士宮やきそばのキーワードは『こしのある麺 』 『肉かす』 『だし粉』の3つですが、 最たる特徴はなんと言ってもその麺の歯応えではないでしょうか。 広島のお好み焼き店でよく使用されるゆで麺とも、生麺とも違います。そして関西をはじめ全国的に広く使われる一般的な蒸し麺とも違います。独特かつ特殊な蒸し麺を使われています。 水分量がきわめて少なく、蒸し麺と生麺の中間のような印象をうけます。一般的な製法では小麦粉と水で練って麺を蒸した後もう一度ボイルしますが、富士宮の麺は強制的に冷やし、油で表面をコーティングします。そのため、水分が他の麺に比べ少なく、コシのある麺ができ、食感に違いがでるのです。

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●そばめし (兵庫県神戸市)
そばめしとは「そばとめし」、つまり焼きそばとご飯を一緒に鉄板で炒めたものです。鉄板の上にご飯とそばを置き、へらで全体を食べやすいように細かく砕く。さらにキャベツとスジ肉をのせてだし汁、ソースをかけて炒め、最後にソースを上からかけて 青のりをのせて完成です。

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その他のご当地焼き
●明石焼 (兵庫県・明石)
明石のたこ焼き屋の多くはだしにつけて頂く、柔らかいたこ焼きを扱っています。一般的にはこのたこ焼きを明石焼と称しますが、現地では玉子焼と呼んでいます。明石焼に欠かせないものといえば明石のたこと玉子。それともう一つ欠かせないものがじん粉(浮き粉)です。明石焼のあのふわふわ感を出す為に小麦粉に混ぜて使います。じん粉の正体は小麦粉のでんぷん質です。熱を加えても固まらないという性質を持っています。比率は各お店によって異なるようですが、基本は1対1の比率です。粒子が細かく片栗粉のような質感です。

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●小倉の焼きうどん (北九州・小倉)
『焼きうどん』の発祥は北九州小倉。 小倉駅の南西に広がる商店街を200mも歩けば『鳥町食道街』があり、その路地入口に焼きうどんの元祖『だるま堂』はあります。 現在、『小倉といえば焼きうどん』というように、多くの飲食店で 焼きうどんが作られるようになりました。 まちづくりのボランティア団体『北九州青年みらい塾』では焼きうどんマップを製作し、『焼きうどん食べ歩き隊』なるものも組織され、お店の紹介などを行なわれています。

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